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小野おんばしら 三大燈籠 飾り付け

2023年4月23日

HP230422御柱祭へ三大燈籠
 辰野町小野の矢彦神社御柱祭に向け、神迎えの献燈「三大燈籠(とうろう)」の飾り付けが22日、神社境内であった。神社総代や祭事係ら約40人が出て、斎庭(ゆにわ)に3基の大きな燈籠を飾り、近づく7年目ごとの大祭へ準備を整えた。
 燈籠は1基の大きさが高さ約3メートル、幅約2.4メートル。3基が並び、それぞれ小野宿の面影を残す屋号「酒屋」の建物、狩衣などを身に付けた公家や武家衆、小野を代表する明倫館(旧小野村役場)が描かれている。前回までは和紙に直接描いていたが、今回は春宮在住の丸山伸之さんが描いた絵を原画に、布に拡大印刷した。小野の歴史や神社の雰囲気を物語る絵柄を選んだ。 
 作業では木枠を組み立てた後、絵の布を張り、遷座祭用にしつらえられた「雨儀廊」の前に据えた。中に明かりを入れて完成させる。斎庭は普段立ち入れない場所で、氏子には遷座祭当日の27日(木)午前中と、里曳き・建御柱の5月3(水=祝日)〜5日(金=祝日)に見てもらう。
 神社境内ではこの日建方などによる準備があったほか、曳行路の沿道では飾り付けが進み、慌ただしさが増した。白鳥義政総代会長は「多くの人の目を集める大祭なので、しっかり準備し、安全安心にみんなに楽しんでもらえる祭りにしたい」と話していた。
(写真は、御柱祭に向けて飾り付けられる「三大燈籠」)