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上伊那郡区2議席巡り選挙戦 現新4人の舌戦火ぶた

2023年4月1日

原候補瀬戸候補垣内候補清水候補③

 任期満了に伴う県議選が31日告示され、上伊那郡区(定数2)には現職2人、新人2人が立候補し、9日間の選挙戦に入った。投開票は9日(日)。
 立候補したのは届け出順に、無所属現職の原健児氏(57)=箕輪町松島=、共産党新人の瀬戸純氏(57)=辰野町赤羽=、自民党新人の垣内将邦氏(40)=辰野町宮木=、無所属現職の清水正康氏(48)=宮田村大田切=。
 各派は選挙事務所駐車場などで出陣式や出発式を開き、各候補は第一声を上げた。詰めかけた支持者を前に、立候補への思いや地域課題、政策などを紹介し、決意表明した。
 支持者は掛け声を響かせて気勢を上げたり、握手をしたりして気を引き締めると、「頑張れ」「元気よく行ってこい」と、遊説カーに乗り込んだ候補を励ました。
 期日前投票はきょう1日から8日(土)まで。本紙関係では辰野町が町役場2階大会議室、箕輪町が町役場1階町民ホールで受け付ける。午前8時半〜午後8時。

原健児(57)
無・現① 県議、県議会県民文化健康福祉委員会、関東学院大工学部中退、箕輪町松島
 原派は箕輪町松島のJA上伊那箕輪町支所駐車場で出陣式を開いた。原候補は「気分一新し、心から頑張る。陣営は大きくないが、丁寧に活動した皆さんの思いを、選挙戦9日間にぶつけていく。一人一人の思いを、県政に届けるために戦い抜く」と決意を表明した。
 昨年8月の県議補選に当選して以降、地域を1軒ずつ回って住民の声を集めたという原候補。選挙期間中も「歩いて走って皆さんの所へ伺い、その思いを次の4年間に向ける」と変わらぬスタンスをアピールした。
 公約は街頭演説で伝えると述べ「今まで準備し、9日間を共に戦っていくスタッフに感謝。これから一緒に走り抜きましょう」と陣営スタッフをねぎらい、一丸となった。

瀬戸純(57)
共・新 政党役員(辰野町議会議員)松本理容美容専門学校卒、辰野町赤羽
 瀬戸派は辰野町宮木の事務所前で出発式を行い、瀬戸候補は「皆さんの力を借りて県議会で働かせてもらえるよう、全力で頑張る」と第一声。「上伊那から女性の県議は出ていない。初の女性県議として働かせてほしい」と支持を訴えた。
 「コロナ感染や物価高に多くの人が不満と不安を抱えながら暮らしている」とし、党派を超えて聞いたという地域の声を紹介。「弱者のための政治。命を一番大切にしなければならないのが政治。より弱者に政治の光を、という思いでこの場に立っている」と述べた。
 子育て支援の必要性も強調。「物価高の中で子育てをするのは大変」とし、小中学校の給食費無償化と、18歳以下医療費無料化などに取り組むとした。

垣内将邦(40)
自・新 農業(会社員)山梨大大学院医学工学総合教育部修了、辰野町宮木
 垣内派は、辰野町宮木のJA上伊那パレスたつので出陣式を開いた。垣内候補は、昨年5月に死去した当時県議で父親の垣内基良氏の重点施策「中山間地を守り、原風景を守っていく」に触れ、「継続的に行いたい。父が築き上げた県とのパイプを維持し、更に太いパイプをつくる」と遺志を継ぐ決意を語った。
 ▽子育て支援▽教育の強化▽福祉の充実—の三つの重点項目も挙げた。「上伊那に住んで、生まれて良かったと言ってもらえるようにする。まだ40歳だが、残りの人生を上伊那にささげる。若い力で輝く伊那谷をつくる」と意気込んだ。
 垣内候補は、支持者と握手をしたり、「いってらっしゃい」と声をかけられたりして、遊説に向かった。

清水正康(48)
無・現① 県議、県議会危機管理建設委員会、中央大理工学部卒、宮田村大田切
 清水派は宮田村町三区の事務所で出陣式。清水候補は1期4年の実績を強調し「6町村の代表として県との太いパイプをつくり、町村とも意見交換、懇談をしてきた。その活動を一番してきたと自負している。自分が一番ふさわしい」と訴えた。
 コロナ禍の1期目を回顧し、「コロナでできなかったことがあった。(収束して)地域で活動できるのが楽しみでならない。上伊那、伊那谷がしっかり開かれるよう清水を使ってほしい。しっかり戦っていく」と力を込めた。
 選挙戦を前に後援会への入会が進んだことにも触れ、「多くの皆さんに支えられ、きょうを迎えることができた」と清水候補。集まった支持者と一緒に、「頑張ろう」を三唱して拳を突き上げた。