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川岸駅 100年の歩みに感謝 駅舎建て替え前に看板掲出

2023年3月16日

HP230314川岸駅に感謝の看板
 川岸地区5区の区長らでつくる「川岸駅を守る会」と川岸地区行政協議会は、5月から建て替え工事が始まるJR川岸駅の入り口に、「100年間ありがとう 川岸駅舎 令和5年10月新駅舎完成予定」と書いた看板を掲げた。地域住民や駅利用者に建て替えを周知すると同時に、開業以来100年間、地域の玄関口としての役割を果たしてきた駅舎に感謝の気持ちを込めた。
 看板は縦60センチ、横2.7メートル。駅利用者の出入り口横の軒下に取り付け、利用者だけでなく駅舎前の県道下諏訪辰野線を通行するドライバーからも見えるようにした。5月から始まる解体工事中も移動して掲げる予定だ。
 守る会の鮎澤要一会長(鮎沢区長)は、「100年間、地域の交通の要所、活性化の拠点だったことに感謝したい。鉄道ファンだけでなく、地域住民にとっても愛着のある駅舎だった」と感慨深げ。同駅を管理する岡谷駅の有賀秀典駅長は、「地域の皆さんに本当に愛していただいた。次の100年も新しい駅舎を大切にし、多くの方に利用していただければ」と地元に感謝した。
 新駅舎は5月に着工し、100周年を迎える10月に完成予定。守る会では5月14日(日)に現駅舎のお別れセレモニーを開く。
(写真は、掲げた感謝の看板)