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小中学生対象に初クリニック 「バレーボールのまちづくり」

2023年3月5日

HPバレークリニック
 岡谷市バレーボールのまちづくり実行委員会は4日、市内の小中学生らを対象にしたバレーボールクリニックを市民総合体育館で開いた。講師として岡谷工業高男子バレー部と岡谷東高女子バレー部の生徒、岡工バレー部OBのバレーボール選手が参加。高校生が講師として参加するのは初の試みで、受講した約100人の小中学生は熱心に話を聞き、練習に励んでいた。
 新型コロナウイルスの影響で、岡谷カップフレンドシップ大会高校生の部が中止なったことを受け、高校生が小中学生への指導を通してさまざまな技術向上を図るとともに、地域の子どもたちのスキルアップと刺激になればと初めて企画した。講師は、2校のバレー部生徒のほか、岡工バレー部OBで「富士通カワサキレッドスピリッツ」で活躍する北沢浩さん、芳賀広大さん、全日本Uなどでも活躍した須藤竜太さんの3人が務めた。
 最初に全員でランニングなどの準備運動。その後、男女それぞれの会場に分かれ、ボールを使ってオーバーハンドパスやレシーブ、サーブ練習などに取り組んだ。
 女子の練習では、芳賀さんらが高校生と連携しながら小中学生に指導。レシーブでは体を動かす時もボールから目を離さないなど、プレーのポイントを教わった子どもたちは、一生懸命に練習を繰り返し、できるようになるとうれしそうな表情を見せていた。
 初めて小中学生の指導をしたという岡谷東高3年の小口萌子さんと青木円夏さんは「人それぞれ癖などがあるので、分かりやすく教えるのは難しかったが、とても勉強になった」と話し、苦手なところを教えてもらったという諏訪中学校1年生は「教えてもらって上手になったので、うれしい。楽しかった」と笑顔を見せた。
 (写真は、クリニックで指導を受ける参加者)