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昆虫食伝承で優秀賞〜上伊那農高「生物多様性みどり賞」〜

2023年3月4日

230302上伊那農業受賞 
上伊那農業高校(南箕輪村)コミュニティデザイン科グローカルコースが本年度、昆虫食伝承などの取り組みで第7回「イオン生物多様性みどり賞」の優秀賞など五つの賞を受けた。2日夕に2年生の代表生徒3人が伊那市役所を訪ね、白鳥孝市長や協力する天竜川漁業協同組合の伊藤伸一組合長らに受賞を報告。生徒は「伊那谷の伝統的な文化を守り、次世代につなげるために活動していきたい」と抱負を話した。
 同コースは、トビケラやカワゲラなどの水生昆虫の幼虫「ザザムシ」を漁で取って食べる食文化に着目。地域の伝統を守り育てることを目的に、これまでザザムシを使ったふりかけの開発、販売や養殖実験などに取り組んできた。
 取り組みが評価され、イオン環境財団が主催するイオン生物多様性みどり賞では国内5団体のみの優秀賞を受けた。今回、学生の受賞は唯一という。昆虫食伝承以外のまちづくりの取り組みも含め、ほかにも四つの賞に輝いた。
 代表生徒の田中嵩志郎さん(17)=伊那市前原=は「昆虫食を通していろいろな人にたくさん関わらせていただいた」などと活動を振り返り、伊藤颯香さん(17)=南箕輪村田畑=は「活動で見つけた伊那谷のいいところを更に発信していく」と話した。松島るりさん(17)=同市西箕輪=は、伊那谷の学生や地元菓子店と協力して商品開発とカフェ運営をする新たな計画を紹介し、「地域活性化をしていきたい」と力を込めた。
 白鳥市長は「素晴らしい。高校生の感性でいろいろな活動にチャレンジする思いがけないことが起きると思う」と話し、今後の活動に期待していた。
(写真は、賞状を手に受賞を報告する2年生の代表生徒)