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初島御柱祭で湖上曳行

2022年10月24日

HP221022初島御柱祭
 諏訪市御柱祭誘客促進協議会は22日、初島御柱祭を開いた。前回は「観光御柱」として開催したが、今回は新型コロナウイルス感染症対策のため規模を縮小。上諏訪、豊田、四賀各地区の氏子でつくる初島神社奉賛会や観光関係者ら約100人が「よいさ、よいさ」と湖畔を曳行し、コロナ禍の地域に活気をもたらした。
 初島は諏訪湖に浮かぶ直径約29メートルの人工島。1954年に完成し、2008年の公園整備を経て、湖畔のシンボル的な存在になっている。諏訪湖祭湖上花火大会や全国新作花火競技大会の際には、花火の打ち上げ基地として活用される。
 出発を前に、協議会の会長を務める金子ゆかり市長は「諏訪市にとって大切な島。コロナ禍で制限されているが、無事に楽しく開催できることを願う。諏訪に元気を取り戻す切っかけとなれば」とあいさつを述べた。
 神事と木やりに続いて花火が打ち上げられ、一の柱の曳行がスタート。直径約30センチ、長さ約6メートルのサワラで、間欠泉センターから石彫公園まで約1.5キロの歩道をゆっくりと進んだ。
 訪れた観光客やランニングを楽しむ人たちも曳行を見守り、石彫公園からは湖上を曳行した。カラフルなシャツを着たり、仮装をしたりした氏子10人が柱にまたがって、ボートに引かれながら湖岸から約250メートル離れた初島まで渡った。
(写真は、一の柱に乗って湖上を曳行する氏子ら)