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国道142号全面開通へ〜来月10日に規制解除〜

2022年7月28日

220727国道142開通へ
 昨年8月の豪雨災害で道路が陥没し通行止めになっている下諏訪町の国道142号が、8月10日(水)に規制解除されることになった。県諏訪建設事務所によると、狭い場所での復旧工事に加えて、地盤が軟らかく安全に作業するため矢板を設置するなど追加の工程が増え、時間がかかった。規制解除は同日午後6時をめどに行う予定。
 陥没したのは新町上付近。同所は慈雲寺(東町中)—来迎寺(横町木の下)間の延長1㌔を通行止めにして、むき出しになっていた上下水道の水路を仮移設し、道路下の石積みを取り除き大型ブロックを積んで強度を高める工事などを行い、復旧を進めていた。
 現在は矢板が外され、陥没箇所が埋められた状態。委託業者が開通に向けた作業に当たっており、順次アスファルト舗装工事に入っていく予定。同所では規制解除後も作業を継続し、水路へ土砂が入らないように付近に土砂止めを設置する計画でいる。
 国道142号は町の市街地と上田方面を行き来する道路のほか、生活道路としての役割も担う。中山道沿いの商店主は「足が遠のいた萩倉、町屋敷のお客さんや通勤ついでに寄るお客さんがまた戻ってきてくれれば」と期待し、新町上の70歳代女性は「通行止めでごみ収集所が離れた場所になったり、遠回りをしなくてはいけなかったりとずっと不便だった。道もきれいになって、元の生活に戻れてうれしい」と話した。
 同所では、盆休み前に開通させることを目指していた。同所整備課の職員は「お盆休みで行き来する人が増える。その前には解除したかった。以前より強度が高まり、災害に強くなった」とし、「一日でも早くに復旧させるため取り組んできた。長期にわたり通行規制に協力してもらった」としている。
(写真は、復旧工事が進む国道142号)