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富岡から走り継ぐ 友好の駅伝 岡谷にゴール

2022年7月3日

HP220702岡谷富岡友好駅伝
 岡谷市と群馬県富岡市が、10月で姉妹都市提携50周年を迎える。2日には、富岡市役所陸上部が富岡製糸場から岡谷蚕糸博物館を目指す「友好駅伝」を実施。富岡製糸場の開業150周年でもある節目の年に、ランナー38人とバイク3台が約108キロをたすきでつなぎ、友好の証とした。
 製糸業で結び付きの強い同市は1972年、富岡製糸場の創設100周年に合わせて姉妹都市となった。岡谷市によると、友好駅伝は93年に同市職員有志が実施したのが切っかけ。2016年までにそれぞれ3回ずつ交互に行い、富岡市の訪問は15年以来という。
 午前6時にスタートし、内山峠、笠取峠、和田峠を越える47区間を8時間47分で駆け抜けた。岡谷蚕糸博物館にはランナーや、岡谷市職員互助会ランナーズクラブのメンバーら約70人が集まり、拍手や「ゴールおめでとう」と書かれた横断幕でアンカーを出迎えた。
 アンカーを務めた恩幣学さん (42)=富岡市こども課係長=は「事故なくみんなの気持ちをつなげて良かった。今後もいい関係を続けていきたい」と晴れやかな表情で話した。
 歓迎セレモニーで、今井竜五岡谷市長は「これからも互いに高め合いながら、姉妹都市の関係を強く構築していければ」とあいさつ。第2区を走った榎本義法富岡市長も「記念すべき年に友好と交流の絆を更に確かなものにするために実施した」などとメッセージを寄せた。 
(写真は、ゴールする最終ランナーを出迎える岡谷市関係者)