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初のトライアスロン大会 諏訪湖や山麓巡るコース 約700人出場

2022年6月27日

HP本記写真
 諏訪湖や八ケ岳山麓を舞台に、諏訪6市町村を巡る「スワコエイトピークスミドルトライアスロン大会」が25日、初開催された。個人と3人1組のリレーに全国から約700人が出場。スイム2キロ、バイク(自転車)78キロ、ラン20キロを合わせた計100キロのレースに果敢に挑んだ。
 県や諏訪6市町村、商工会議所・商工会などでつくる実行委員会が主催。新型コロナウイルス感染症の影響で、1年延期しての開催となった。
 スタート地点の下諏訪ローイングパークで号砲が鳴り、選手は諏訪湖に入った。漕艇場内で、1周1のコースを2周泳いで自転車に切り替え、湖周を反時計回りに進み、諏訪市から上川右岸の通勤バイパス、茅野市運動公園を経て御柱街道へ。八ケ岳を見ながら一番塚まで上り切ると、山麓の爽やかな風を感じつつ八ケ岳エコーラインを走り、再び諏訪湖ヨットハーバーを目指した。
 ランは反時計回りで諏訪湖を1周。諏訪市街に入って高島公園内を通り抜け、ゴールの諏訪湖イベントひろば(旧東洋バルヴ諏訪工場跡地)へラストスパートをかけた。
 この日の諏訪の最高気温は31.3度。沿道では多くの住民が、息を切らして走る選手を「頑張れ」「もう少しだ」と励ました。
 優勝した岐阜県職員、藤井雅之さん(36)=同県下呂市=は「大会を開いていただいたことに感謝したい。すごく暑くて苦しいはずのコースだったが、八ケ岳の絶景が癒やしてくれ楽しく競技できた」と喜びを語った。
 岩波寿亮実行委員長(74)は、フィニッシュ会場で次々にゴールする選手を見守った。「近隣にはご迷惑をおかけしつつも、ここまでこられて良かった」と話し、「選手や訪れた方に諏訪湖や八ケ岳などこの地域の絶景を味わってもらえた。20年、30年と続く大会にしていきたい」と力を込めた。
(写真は、最初のスイムで諏訪湖から陸に上がる選手たち。この後バイク、ランと続いた)