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伊那おんばしら 勇壮にフィナーレ

2022年4月26日

HP220425A面用伊那御柱
 辰野町の三輪、宮木諏訪、法性の3神社による「伊那おんばしら」は25日、前日の法性に続いて三輪、宮木諏訪でも建御柱が行われた。木やりやラッパが響き渡る中、ともに4本の御柱が天に向かって立ち上がり、7年目ごとの大祭が幕を閉じた。
 前日の雨が上がって最終日を飾るにふさわしい晴天に恵まれた。三輪神社はいつも通りの形で実施。一、二の柱とも10人ほどの氏子を乗せ、人力の車地を使って立ち上げた。三、四の柱は人を乗せずに建てた。
 宮木諏訪は感染対策で乗る人数こそ減らしたものの、4本の柱とも氏子を乗せて建御柱。各柱とも最後は「ご協力ありがとうございました」などと大書きした垂れ幕を下げるなどし、祭りのフィナーレを飾った。
 新型コロナウイルスの感染拡大で車両や重機による曳行、搬送を取り入れるなど異例の祭りとなったが、氏子たちが工夫をしながらできる形で実施。御柱祭の伝統をつないだ。次回は2028(令和10)年に行われる。
(写真は、若者たちを乗せ、クレーンで立ち上がる三の柱。境内に木やりやラッパが響いた=宮木諏訪神社)