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角間沢水源神社小宮御柱祭 市内トップ 建御柱のみ

2022年3月14日

HP220312角間沢水源御柱祭
 諏訪市内で最も早い小宮祭、角間沢東の角間沢水源神社の御柱祭が12日あった。新型コロナウイルス感染症対策のため、角間新田区、角間新田水利組合、市役員約45人に限定し、内容も短縮して建御柱のみ行った。
 霧ケ峰水系の水を角間新田、北澤、南澤、大和へ供給する同水源は、科の木バス亭から池のくるみへ抜ける市道沿いにある。水源内には「下桑原村講中」と刻まれた石のほこらが祭られる。
 5日に水源近くの市有林内で長さ3.3〜2.5メートルの4本の御用材となるヒノキを伐採。感染症対策のため、曳行は中止として4本ともトラックで現地まで運び、皮むき、二〜四の柱は冠落としも済ませた。
 ことしは雪の量も多く、ほこら周囲はくるぶしほどの残雪。感染症対策のため参加者はマスクとフェースシールド着用とし、清めの神事、木やりに続き、一の柱の冠落としを行った。建御柱では「真っすぐ建てなきゃだめだ」と指導する場面も。最後に地固めを行い、神事で玉串奉てん、木やりと万歳で締めくくり、約1時間半ほどで終了した。
 藤原芳春組合長は「無事に建てることができてすがすがしい気持ちではあるが、通常だと100人くらいの参加があるので寂しく残念。次の御柱祭は多数の参加で和気あいあいと楽しくできることを願う」と話していた。
(写真は、一の柱を建てる関係者たち)