NEWS

法被デザイン決定 3月販売へ〜下諏訪商議所〜

2021年10月26日

211025’†“c‰ž•å—pŽ†ol
 下諏訪商工会議所は25日、2022(令和4)年の諏訪大社御柱祭に向けて会員事業所や町民らに販売するオリジナル法被のデザイン審査会を商議所会館で開き、採用の最優秀賞を決めた。採用するのは岡谷市の会社員中田和寿さん(45)が考えた、おんべや縄をあしらったデザイン。オリジナル法被は3月上旬をめどに下諏訪衣料連盟を通じて販売し、大祭への機運を高めていく。
 下諏訪商議所は大祭で着る法被の選択肢を増やすことと、新型コロナウイルス感染症で影響を受ける地域経済への刺激を目的に、オリジナル法被の作製に着手。デザインは町の統一法被の青色を使用することなどを条件に、20日まで1カ月間公募。全国から29点が集まり、最優秀賞1点、優秀賞2点を選んだ。
 審査は下諏訪商議所役員ら7人が投票形式で行った。中田さんの作品は縄を映すことで氏子が柱を力強く曳く様子、おんべで躍動感のあふれる様子、「祭」はエネルギーとスピード感を表現したという。商議所では中田さんと話し合う中で部分修正し、デザインを固めていくという。
 審査後に発表会を開き、小林秀年会頭は「斬新で躍動感がある。おんべを振って、御柱祭に向けて頑張ろうというイメージを感じた」と受け止め、「コロナの影響で、経済は大きな影響を受けている。新しい法被を用意することで購買需要が生まれる」と、経済の活性化へ期待を寄せた。
 下諏訪には、1974年に作られた統一法被がある。下諏訪商議所では「新法被を、統一法被にするわけではない。一つの法被として提案していきたい」とする。新法被のデザインは下諏訪商工会議所ホームページで順次公開。中田さんが考えた赤色の帯を含め、1着5500円(税込み)で販売する予定。
(画像は、オリジナル法被に採用したデザイン=下諏訪商議所提供)