NEWS

諏訪東京理科大と放送大が単位互換協定

2019年3月7日

単位互換協定
 公立諏訪東京理科大学は6日、放送大学(本部・千葉市)と単位互換協定を結んだ。テレビ、ラジオ、インターネットを通じて履修した放送大の教養科目について、諏訪理大で単位として認定する。一部の科目で単位を修得した際には、授業料を大学で負担し、幅広い教養を学びやすい環境をつくる。履修開始時期は、10月の2019年度後期から。
 諏訪理大は、県内10大学が連携する「高等教育コンソーシアム信州」や母体の東京理科大(東京都)と包括的な協定を結んでいるが、特定の大学との単位互換協定は初めて。放送大としては、大学・短大など全国399校目の締結となった。
 放送大が開講する約300科目のうち「新しい時代の技術者倫理」「フランス語㈵」「ドイツ語㈵」「日本国憲法」の4科目は、卒業要件の124単位に含み、単位修得を条件に、授業料全額を諏訪理大で負担する。その他の科目は卒業所要単位に含まないが、成績通知書に取得科目として記載。単位認定試験は、放送大長野学習センター(諏訪市)で受験する。
 河村洋学長は「我々は小さな大学なので、多くの教養科目を持つことができなかった。長野学習センターが近く、いろいろな縁があってこの場に立つことができた。全国的な幅広いネットワークを活用していきたい」と期待した。(写真は協定を締結した放送大の來生学長と諏訪理大の河村学長)