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スカイラインファン全国から 限定展示やトークショー

2018年4月30日

180429スカイラインフェス

 岡谷市内山、鳥居平やまびこ公園内の「プリンス&スカイラインミュウジアム」は29日、さまざまな催しでファンを迎えるスプリングフェスティバルを同館などで開いた。自動車レースの「グループA」をテーマに、館内や公園高台の「展望ひろば」に限定車両を並べるなどして全国からの来場者を楽しませた。
 毎年、春、夏、秋のおおむね3回、イベントを企画する。例年、公園グラウンドを臨時駐車場とするほど全国から多くの愛好家が集まるという。今回は2017年に発足し、現在は諏訪地域のほか関東、関西、東北などの25人でつくるサポーターズクラブが中心となって車両の調達などを行った。
 館の入り口前や展望ひろばには、1990年の全日本ツーリングカー選手権第1戦を走ったという「R32カルソニックスカイライン」など計9台を並べた。来場者は、車両と諏訪湖を望む景観をスマートフォンで撮影したり、近寄ってじっくり見たりして楽しんだ。
 館内では、元日産自動車スポーツ車両開発センター課長で、元ニスモ取締役技術部長の日置和夫さんを中心としたトークショーも開催。同館名誉館長の伊藤修令さんと同館顧問の渡邉衡三さんのほか、司会にモータージャーナリストの片岡英明さんも迎え、グループAについて語ってもらった。
 対談終了後は、この日限定の「シークレット車両」として用意した「BPトランピオ」もお披露目。館の近くには、雑誌やミニカーなど関連グッズを販売するブースも並んだ。
 東京都立川市から父親や後輩と4人で訪れたという男性(18)は「ミュウジアムに来たことはあったが、イベントは初めて。スカイラインはスポーツカーでも4人乗れて、速いところが好き」、サポータークラブ代表の長崎隆吉さん(50)=岡谷市赤羽=は「低迷してきた館の人気を盛り上げようとやっている。人気があるテーマで天気も良く、人出には手応えを感じる」と話していた。

(写真)諏訪湖を望む「展望ひろば」には、この日限定の車両が並んだ