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八ケ岳JOMONライフフェスティバル開幕
2017年9月11日
茅野市の「縄文」を学び、楽しむ初の「八ケ岳JOMONライフフェスティバル」が9日に開幕した。「『生きる』はもっと素直でいい」を合言葉に、10月22日(日)までの44日間、市内各所で多彩な35イベントを繰り広げる。
フェスは3年に1度で、ことしはプロローグの第0回と位置付け。豊平の与助尾根遺跡で開かれたセレモニーで、実行委員長の柳平千代一市長は「日本人の生活の原点である縄文をいろんな角度から多くの人に楽しんでほしい。生きることの素晴らしさや喜びを感じ取ってもらいたい」とあいさつし、参加者全員で150個の風船を青空に放った。
隣接する尖石縄文考古館では、国内外で活躍するアーティスト後藤映則(あきのり)さんが制作したシンボルオブジェを除幕。茅野市で出土した国宝土偶「縄文のビーナス」をかたどったメッシュ状のオブジェに光の線を当てると、手足などに体を丸めた赤ちゃん(胎児)の動く姿が現れる。最新の科学技術を使って5千年前と今を対比させ、縄文時代から続く人間の根源的な思いを表現したという。
ライフフェス期間中、同館は入館無料。オブジェも自由に見ることができる。
(写真は、150個の風船が大空に舞ったセレモニー)