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箕輪町郷土博物館であすから「古絵図の世界」特別展
2026年10月23日
箕輪町郷土博物館は24日(土)から、特別展「身近で奥深い古絵図の世界」を同館で開く。四つのテーマ別に、絵図や写真など約20点を11月23日(月=祝日)まで展示。今では失われてしまった風景を伝える資料が多く、かつての様子を知ることができる興味深い機会になりそうだ。
▽さまざまな絵図▽川を描く▽村を描く▽山を描く—の4章で構成し、同館所有のほかに区や個人などから借りた江戸時代以降の資料を展示する。先人がどのように地域を見ていたか、かつてはどのような風景だったかを確かめ、時代の移り変わりを感じてもらう。
第1章の「さまざまな絵図」では、「松島陣屋」の平面図(1864年)と復元模型や伊那谷の地理的な特徴を表現した「信州伊那郡村々絵図」(41年)などを展示。第2章「川を描く」には、幕末の松島村を描いた「信州伊那郡松嶋村耕地絵図」(62年)や天竜川の様子が分かる「天竜川・深沢川川除御普請見取図」(43年)などをそろえる。
「村を描く」の第3章は、箕輪ダムができる前の集落を描いた「長岡新田絵図」(不明)や福与、三日町、上古田などの耕地絵図を集める。山での争いに着目した第4章「山を描く」には、縦1.7メートル、横1.8メートルの「霧沢山論裁許絵図」(1694年)などが並ぶ。箕輪領と高遠領が入会権を争った裁判の判決内容を絵図として示し、裏には判決内容が記されている。町指定有形文化財で、大出区が所有する。
三日町にある町指定史跡「田中城跡」に関する資料や、終戦後に米軍が撮影したと思われる箕輪町の航空写真(1947年)などもある。各資料には「注目ポイント」として説明文が添えられている。
入館無料。午前9時〜午後5時。月曜日と祝日の翌日が休館。11月3日(火=祝日)には同館学芸員による展示解説、14日(土)には展示内容や絵図を深掘りする箕輪学講座が、いずれも午前10時と午後2時に開かれる。同館は「地域の歴史を知る上で欠くことのできない古絵図の世界に触れてみては」と来館を呼びかけている。問い合わせは同館(電0265・79・4860)へ。
(写真は、「霧沢山論裁許絵図」=中央=など貴重な資料が並ぶ特別展「身近で奥深い古絵図の世界」)
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