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高齢者に代わり柿もぎ 施設では干し柿作り
2026年10月17日
柿もぎが自力でできない高齢者と、干し柿を作りたいという高齢者福祉事業所などをつなぐ諏訪市社会福祉協議会の「柿もぎプロジェクト(柿P作戦)」。株式会社一夢希(藤森史考代表)が運営する「宅老所いぶき」と「いぶきゆいの家」の利用者とスタッフが16日、岡村の高齢女性の依頼を受け、たわわに実った柿を楽しみながら収穫した。
同事業は、干し柿を作りたいが柿を手に入れる方法や手段がない高齢者福祉施設の声を受けて、2024年度に始めた。柿もぎは高齢者には負担が大きく、近年は放置される木が増えている現状を踏まえ、市社協が仲介役を担う。
本年度第1号となる柿もぎは、岡村の75歳の女性からの依頼。高齢になってここ数年は収穫を行っていなかったが、市社協の企画を知って「放っておく柿が誰かに役立てば」と昨年から申し込み、この時も一夢希の施設が対応している。
手が届く範囲の実は、利用者らがはさみを使って1個ずつ取る作業を繰り返し、段ボール箱やびくに詰め込んだ。ことし初めて参加した宅老所利用者の女性(75)は「米と野菜を栽培するが、柿をもぐのは初めて。大きな実に興奮する。楽しい」と笑顔でせっせと手を動かした。持ち帰った実は利用者で皮をむいて干し柿にしたり、渋抜きをしたりして、おやつに食べる予定。
代表の藤森さんも「困っている人の役に立てて良かった。利用者も収穫作業を楽しんでいる。今後も秋恒例の事業として取り組みたい」と話す。
今月末まで、7事業所と個人ボランティアが柿P作戦に対応する。生活支援体制整備事業の一環で取り組む同社協の生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)の柴田裕美さんは「干し柿作りは施設利用者にとっては季節感を感じられ、困っている依頼者には喜んでもらえる。気軽に声をかけてほしい」と期待する。柿もぎの相談は同社協(電0266・52・2508)福祉係へ。
(写真は、手分けして柿をもぐ利用者とスタッフ)
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