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「二つの太陽」に本尊輝く 岡谷の龍光山観音院で荘厳な光景

2026年9月24日


 「秋分の日」の23日、岡谷市湊の龍光山観音院(通称・小坂観音院)で、昇る朝日と諏訪湖に反射した陽光の「二つの太陽」が、本尊の十一面観世音菩薩(ぼさつ)を照らした。本尊の御開帳は「春分の日」を含め年2回。天候に左右されるため、出現は昨春以来となり、集まった約30人は貴重な光景をじっくりと味わった。
 風がなく湖面が穏やかで、八ケ岳周辺に雲が少ないという条件がそろうと、二つの光が湖に面した山門をくぐって本尊に届く。両日の朝には、檀徒(だんと)会が本堂の格子戸を取り外し、本尊を拝観できるようにして参拝者を迎える。
 住民らは、案内されていた時間より早くから境内に集まり「明るくなってきた」「いけるね」などと期待。雲で日の光が遮られる時間もあったが、本尊の顔がきれいに照らし出されると「すごい」と声を上げながら、スマートフォンのカメラを向けたり、手を合わせたりしていた。
 出現しなかった春にも参拝したという市内の女性(63)は「初めて見られた。とてもきれいで、仏様の厳かな感じが良かった」と話し、檀徒会の花岡哲夫会長(74)は「台風もあって半分以上は諦めていた。神秘の光がご本尊を照らす姿を拝めて良かった」と笑顔を見せた。
(写真は、「二つの太陽」に照らされた御開帳の本尊)