NEWS

旧制諏訪中と諏訪高女 混声合唱団が最後の同窓会

2017年6月30日

*中面170628青春の日の歌声解散
 1947年に旧制諏訪中学校(現諏訪清陵高校)と諏訪高等女学校(現諏訪二葉高校)の有志で結成した混声合唱団の同窓会が28日、諏訪市のセイコーエプソン厚生年金基金会館ゆうむ25で開かれた。往時の学生たちも80歳代になり、同窓会は今回で最後にする。県内外から約40人が集って思い出の曲を歌い、青春の日々を懐かしんだ。
 48年の学制改革が目前になった47年12月に、生徒有志が学校に掛け合って発足。53年に練習場の確保が難しくなるなどして廃止されるまで、延べ243人が在籍した。県学生音楽コンクール4回優勝など、輝かしい足跡も残した。
 97年に、当時を追懐した会誌「青春の日の歌声」を発刊し、第1回同窓会を開催。ほぼ隔年で歌い続けてきた。同窓会は今回で11回目。ことしは合唱団結成70周年の節目だった。
 この日は「早春賦」を歌って開会。会員で作曲家の竹内邦光さん(79)=埼玉県=が島木赤彦の詩に作曲した「光」も、竹内さんの指揮で合唱した。
 結成時メンバーの男性(86)=岡谷市=は「皆さんの歌声を脳に刻み込んで後何年の糧にしたい」と話していた。
(写真は、伸び伸びとした歌声を響かせた参加者たち)