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29日のろしリレー 5年ぶり伊那谷から甲府までつなぐ
2026年8月25日
根羽村を起点に諏訪地域を通って甲府市までをつなぐのろしリレーが29日(土)、2021年以来5年ぶりに開かれる。上下伊那地域でつくる「武田信玄狼煙(のろし)会」の声掛けに、諏訪地域の「狼煙文化調査会」と山梨県武田信玄狼煙リレー実施協議会が呼応。デジタル社会の今、戦国時代の武将、信玄が伝達手段に使ったというのろしを各山城跡などで再現しながら約300キロの距離を結び、人々のロマンをかきたてる。
リレーは、根羽村杣路(そまじ)峠を午前9時にスタートする。上下伊那13市町村18カ所で上げ、塩尻市(いの字山など)で中継、同10時ごろに諏訪地域へバトンタッチする。
諏訪地域では花岡城(岡谷市)桜ケ城(下諏訪町)をつなぎ、諏訪市内の有賀城、幕岩(桑原城)、武居城、茅野市の上原城、鬼場城、小泉山を結ぶ。花岡城では岡谷美術考古館の学芸員の城跡案内と、のろし見学会(同9時集合)を開く。
富士見町の富士見高原リゾートから県境を越えた山梨県北杜市で受け、4市町が連携して最終目的地である甲府市の武田神社を目指す。全行程では21市町村約50カ所で延べ600人ほどが関わって、のろしを上げるという。
のろしリレーは信玄の拠点だった甲府市を目的地に、08年に上下伊那地域から始まった。同地域では次世代育成の視点から公民館が主体になった武田信玄狼煙会が運営。諏訪地域では諏訪市で06年から8回開いた「お諏訪祭り」でのろしを上げたのを機に、各市町村の山城保存団体などの協力を得て、伊那谷からつなぎ、山梨県へ送るルートを徐々に構築。同県内関係市の協力を得て武田信玄生誕500年の21年10月、27市町村66カ所のリレーが初めて実現、約2時間20分でゴールにたどり着いた。
狼煙文化調査会の秋山大一代表(67)は「通信網が発達した時代を生きているが、昔の人々の文化を再認識することを通じて助け合いや地域の連携を意識してもらえたら」と話し、現地での見学を歓迎する。
(2021年に行われた300キロリレーで上がったのろし=21年10月30日、諏訪市の高島城跡で)
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