NEWS

26、 27日下社御射山社祭 2歳児の健康を祈願 古生会が奥宮整備 境内での御射山餅販売も 下諏訪町

2026年8月23日


 数え年で2歳児の健康を祈願する諏訪大社下社御射山社祭は26日(水)夕祭、27日(木)本祭の日程で、下諏訪町武居入り原山地籍にある下社御射山社(奥宮)と遙拝(ようはい)所を設ける秋宮で執り行われる。祭りに奉仕する氏子有志の古生会が22日、開祭に備えて奥宮の整備を奉仕した。
 作業には会員と神職の合わせて約25人が参加。ドジョウを放つ神池周辺や社殿、舞屋などを清掃し、参道を歩きやすく掃いて整えた。また、参道脇にくいを打ち、ロープを張って安全を確保したほか、ロープに沿って照明も取り付けた。入り口の鳥居に飾るしめ縄も、会員が育てた丈の長いワラを使ってこしらえた。
 ことしは2025(令和7)年生まれの子どもが対象。厄よけ祈とうは26日正午から午後8時ごろまで奥宮と遙拝所で。27日は奥宮が午前9時から正午まで、遙拝所は9時から午後4時ごろまで受け付ける。初穂料は3000円で、お札、お守り、腹掛けなどを授与する。
 古生会が行う「御射山餅」販売は、新型コロナの感染拡大で中止していたが、一昨年から本格的に再開。同祭は夏の終わりを告げる風物詩でもあり、季節の味として祭りに合わせた餅の販売を楽しみにしている町民も多い。会長の南澤守さん(湖畔町北)は「少子化にも関わらず、毎年大勢の人が遠方からも来てくれる。2歳児の健康を祈願する祭りなので、多くの人にお参りしてもらいたい」と呼びかけた。
 同祭は「二百十日」を前に台風の被害が少ないことを願い、五穀豊穣(ほうじょう)や天下太平を祈る特殊神事の一つ。近世になり、御射山社が鎮座する「原山」の地名から。幼児が腹を病まないように—と健康祈願が加わったとされる。「丈夫な魚」とされるドジョウに厄を託し、奥宮では神池、遙拝所では秋宮境内を流れる通称「御手洗川」に放つ。(写真は、神池へ下りる参道にロープを張る会員)