NEWS

下社秋宮 幻想的に 夏詣始まる ことしは「光の奉納」も

2026年8月9日


 諏訪大社下社秋宮で7日から、「夜の夏詣(なつもうで)」が始まった。拝殿や神楽殿、御柱など境内が色とりどりにライトアップされたほか、ことしは立体物に映像を投影するプロジェクションマッピングが「光の奉納」として初めて行われた。7日は途中から激しい雨に見舞われたが、大勢の人が幻想的な光の演出を楽しんだ。14日(金)まで。
 2022年に始まり5回目。薄暗くなり始めたころから家族連れやグループなどが訪れ始め、階段にろうそくが並べられた拝殿で参拝したり、ライトアップで幻想的な雰囲気になった境内や八幡社などを散策したりした。
 特設舞台では笛の演奏や、雨の中シャンソン歌手の依田知絵美さん(町出身)による歌唱の奉納イベントがあり、演奏終了後、神楽殿前にある2体のこま犬に、まりや蛇の目傘など日本情緒を感じさせる映像が投影されると、スマートフォンなどを構えて撮影する参拝者の姿が見られた。
 プロジェクションマッピングは「夏詣を更に盛り上げよう」とセイコーエプソン(諏訪市)が全面協力して実現し、企画運営などを手がけるプラルト(松本市)が映像を制作した。毎日の奉納イベント後、こま犬に投影されるほか、11日(火=祝日)には奉納イベント終了後と午後9時ごろから、龍神信仰にまつわる特別投影を行う。また12日(水)午後7時半から、下諏訪向陽高校吹奏楽部の演奏に合わせ、同校生徒有志が制作体験した映像を映し出す計画もある。
 境内などのライトアップは期間中の午後6時半から9時まで。6時半と7時半からの毎日2回、歌や演奏、踊り、人形劇などの奉納イベントがある。境内を散策していた町内女性は「夏の恒例行事として夏詣を楽しみにしている」と話していた。
 夜のまち歩きを促す関連イベントとして、大社通りの門前ひろば食祭館ではオリジナル手持ちちょうちんを販売(午後8時まで営業)。秋宮近くの土産物店や一部飲食店も営業時間を9時まで拡大している。観光施設「しもすわ今昔館おいでや」では9日(日)〜11日、入館料を半額にして6時半から9時まで開館し、中庭にある大型天文時計装置「水運儀象台」をライトアップする。
 9日には下諏訪商工会議所が企画した「ゆかたde夜のまち歩き」や、午後6時から盆踊りと縁日のイベントが食祭館で行われる。(写真は、雨の中プロジェクションマッピングが行われ、幻想的に浮かび上がる境内)