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国史跡 高島藩諏訪家墓所 12日から「灯篭まつり」
2026年8月3日
国史跡の高島藩諏訪家墓所(諏訪市湯の脇1)を守る「史跡御廟(びょう)保存会」(岩波寿亮会長)は2日早朝、石灯籠の和紙を貼り替え、盆を迎える準備を整えた。盆期間中は「灯篭(とうろう)まつり」を開き、15日(土)を除く12日(水)から16日(日)までの夜間、石灯籠と墓所や温泉寺山門石段に設けたあんどん計20基に明かりをともす。
墓所には2代忠恒から8代忠恕(ただみち)までの高島藩主の墓があり、各藩主の墓標正面から中段に参道と石階段が伸び、両脇に109基の石灯籠が並ぶ。地盤の緩みが激しくなって倒壊する石灯籠が出てきたことから、中段の参道両側は立ち入り禁止になっている。
和紙を貼る石灯籠はことしも上段の30基に限定。十数人が高島藩主の家紋「梶の葉」を入れた真新しい和紙や障子紙を貼り、墓地内などにあんどんを取り付けた。岩波会長は「墓所は諏訪の歴史に欠かせない場所。多くの市民に関心を持ってほしい」と話す。
12日は午後4時から、温泉寺で総会を開く。4時半ごろからは千葉県文書館県史文書課建長寺調査員の鈴木佐さんが「江戸湾周辺から見た諏訪一族」のテーマで講演。午後6時から灯篭まつりに入る。講演やまつりの一般参加も歓迎する。
墓所の維持は当初、高島藩関係の子孫らでつくる「梶ノ葉会」が中心に行ってきた。しかし、高齢化や会員数減少などで継続が困難になり、2003年に地域住民が誰でも参加できる組織として同保存会を立ち上げた。現在は梶ノ葉会、温泉寺檀徒会役員、市民有志が会員となり、年3回の清掃や灯篭まつりで史跡の保存に努める。
同墓所は整備基本計画が了承され、34年度までの10年間を目標に、墓所内の樹木の皆伐、石灯籠や参道の修復、御霊屋(おたまや)復元を目指す。諏訪市教育委員会は本年度で実施計画を策定、27年度には石灯籠の傾き、倒壊の原因になっている樹木の伐採に着手したい意向だ。
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