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宮坂久美子さん(下諏訪町出身) 絵本出版 青年海外協力隊での経験基に
2026年7月18日
下諏訪町出身の宮坂久美子さん=東京都=が、青年海外協力隊として活動した経験を基にした絵本「セラメムショーズ」を出版した。派遣先の西アフリカ、ブルキナファソで出合い、感銘を受けた「かえる場所はみんな同じ」という世界観を紹介する一冊。17日、町教育委員会と町内4小中学校、町図書館に合わせて20冊を寄贈し、町教委と母校の下諏訪南小学校、下諏訪中学校、よく通ったという町図書館には宮坂さんが直接訪れて手渡した。
絵本のタイトル「セラメムショーズ」はフランス領だったブルキナファソで「みんな同じ。問題ないさ」といった意味合いで使われる言葉。現地のタクシー運転手との会話の中で触れた「それぞれ違っていても、かえる場所はみんな同じ」という考え方が、宮坂さんの心に深く残った。約60の民族が互いに異なる宗教や言語を認めつつ共存する国で生きる人々のおおらかな世界観を表した一言に出合い「この言葉を日本に持ち帰るために来たのかもしれない」と感じたという。
幼い頃から親しんできた文学を切っかけに、いつか海外へ行ってみたいという思いを持ち続けていた宮坂さん。岡谷市役所職員だった29歳の時「このままでは後悔する」と一念発起し、青年海外協力隊に志願。2008〜10年の2年間、エイズ感染予防のための啓発イベントや小学校での衛生啓発などに取り組んだ。
帰国後、県内を中心に出前講座で経験を伝えてきたが、より多くの人に「セラメムショーズ」の考えを伝えようと、気軽に手に取ってもらえる絵本の執筆に取りかかった。制作に3年以上かけた一冊がことし6月に完成した。
宮坂さんは「読者や出前講座の受講者の中からブルキナファソが昔の日本に似ているという声が寄せられたこともある。ブルキナファソを知ることは、改めて日本を知ることにもつながると思っている。子どもだけでなく、大人にも読んでもらい、世界を広げてほしい」と話していた。
(写真は、南小の野村修治校長に絵本を手渡す宮坂さん㊨)
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