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伝統的手法でみそ造り 五福が「味噌玉」製法に挑戦

2026年7月2日


 「巡る暮らし」をテーマに活動する箕輪町の「五福」は、伊那谷に伝わる「味噌(みそ)玉」製法によるみそ造りに挑戦している。現在、作った味噌玉を無量寺(北小河内)の鐘楼につるして乾燥中。11日(土)午前9時から同寺で仕込みのワークショップ(WS)を開く。
 味噌玉は、蒸した大豆をつぶし、固めてつるしたり積み重ねて置いたりして菌を増やし、発酵させてから塩やこうじと混ぜ合わせる醸造法。こうじが貴重だった時代、伊那谷では田植えの時期に多くの家庭が仕込んでいたというが、今では続ける人がわずかになった。伝統的な手法を次世代に継承しようと、地域の年長者の記憶や書物を頼りに昨年から再現に取り組んできた。 
 5月には、味噌玉製法を守り続けている木曽町の老舗・小池糀(こうじ)店のみそ蔵を見学。その後、WSに地元の経験者を招き、味噌玉作りを体験した。つるした味噌玉は8日(水)ごろに下ろし、2、3日水に漬けて戻す。11日は味噌玉をほぐし、こうじを足す方法と足さない方法の2パターンで仕込んでみるという。
 五福の佐俣香穂梨さんは「懐かしい味や製法を再現できれば。食や農は形を変えていってしまうが、伝統食や保存食の文化が途切れることなく続いていってほしい」と願う。
 WSの参加費は、初回のみ500円。終了後、みんなで持ち寄った一品を囲んで昼食も楽しむ。申し込みは、10日(金)までに五福(電070・3122・8536)へ。
(写真は、無量寺の鐘楼につるされている味噌玉)