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デビュー30周年のふくざわゆみこさん 岡谷のイルフ童画館で絵本原画展

2026年5月21日


 ことしデビュー30周年を迎えた絵本作家ふくざわゆみこさん(東京都)の絵本原画展「あたたかな もりの仲間たちとともに」が、イルフ童画館で開かれている。繊細なタッチで描かれた森で暮らす動物たちの物語など、初期から近年までの18作品約200点が並ぶ。6月16日(火)まで。
 同館によると、ふくざわさんは1996年、雑誌「おおきなポケット」(福音館書店)に掲載された漫画「大きなクマさんと小さなヤマネくん」でデビュー。同作品は、2002年には「もりいちばんのおともだち」(同)として絵本にもなった。これまでに70冊を超える絵本を出版しているという。
 会場ではデビュー作の漫画や、その後に「おおきなクマさんとちいさなヤマネくん」シリーズとして刊行されている絵本などの原画を紹介。アクリル絵の具やパステル、色鉛筆で登場人物や森などが緻密に表現され、「物語の良さだけでなく、絵の美しさも特徴」(同館)という。
 展示は4章構成。作品に多く登場する食べ物に焦点を当て、さまざまな野菜を描いた絵本なども紹介。生き物をテーマにした章では写実的だったり、キャラクターのようにデフォルメされていたりと表現の幅広さを見ることができる。
 絵本「もりのはなやさん」(2024年、Gakken)の表紙に入り込んだように記念撮影ができるフォトスポットも設置。ふくざわさん直筆のメッセージもある。
 同館学芸員の河西見佳さんは「過去に、ふくざわさんの作品をここまでたくさん集めた展示はない。ぜひ見に来てほしい」と話す。
 水曜休館。午前9時〜午後6時(受け付け5時半)。入館料は一般520円、中高生310円、小学生160円。問い合わせは同館(電0266・24・3319)へ。
(写真は、ふくざわさんの絵本原画が並ぶ会場)