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岡谷市役所旧庁舎巡るバーチャルツアー公開
2026年5月13日
岡谷市は、国登録有形文化財の旧市役所庁舎をオンラインで見学できるコンテンツ「旧岡谷市役所庁舎×バーチャルツアー体験」を公開した。市制施行90周年を記念して作り、高精度360度カメラの画像で、館内を歩くように見て回れる。今後、児童生徒の郷土学習や市民向け講座などに活用し、旧庁舎の歴史や魅力を伝えて保全と活用に向けた関心を高めていく。
市ホームページからアクセスでき、パソコンやスマートフォン、タブレット端末で無料閲覧できる。画面上に表示される丸印を選ぶとその地点の画像が映り、各所に設けたタグを押すと場所ごとの解説や関連写真が表示される。操作感は「建物版のストリートビュー」(市企画課)に近いという。
正面玄関や階段、議場などのほか、見学会でも公開していない地下ボイラー室なども紹介。戦時中の1943(昭和18)年、戸籍などの重要書類を空襲から守るために造られたという地下倉庫を見ることもできる。
かつての写真や解説を重ねて見られるのも特徴。1階窓口に鉄格子があった時代の様子や、アーチ状の天井だった議場、周辺にあった繭倉庫、消防塔などの写真を組み込み、同じ場所の今昔を比較できる。議場や外観、市役所周辺の変遷を紹介する動画もあり、完成当時から増改築され、消防署として利用されるまでや、周辺施設の変化などをたどれる。
市は旧庁舎の保全と活用に向けた基本方針づくりを本格化させており、有識者によるプロジェクトチームが3年ほどかけて方向性を検討する。活用方法に応じて改修内容が変わるため、本格利用には時間を要するという。コンテンツはその間、市民の関心や愛着を育てる手段に位置付け、市出前講座にも活用メニューを加える予定。公開ページでは、感想や保存活用のアイデアを募るアンケートも行っている。
旧庁舎は鉄筋コンクリート造2階建て、延べ約1545平方メートル。製糸家の尾澤福太郎が私費で建設し、36(昭和11)年4月の市制施行時に市へ寄贈した。87年まで市役所庁舎として使われた。
問い合わせは市企画課(電0266・23・4811)へ。
(写真は、体験コンテンツを解説する市担当者)
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