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「御宿場印」を作成 下諏訪宿 観光案内所で販売 諏訪信金が寄贈

2026年5月1日


 諏訪信用金庫(岡谷市)は、中山道下諏訪宿の「御宿場印(ごしゅくばいん)」を作り、下諏訪観光協会に寄贈した。新たな観光資源を作って地域経済の好循環を生み出そうと、宿場がある全国の信金が連携するプロジェクトの一環。同協会が、JR下諏訪駅構内の下諏訪観光案内所で販売している。
 神社仏閣を巡る御朱印をヒントに、全国にある信金のネットワークを生かして宿場町の周遊を促そうと2020年、足立成和信金(東京都)が始めたプロジェクト。24年までに日光街道や会津西街道、東海道、甲州街道、奥州街道などの214宿で地元の観光事業者らと連携して御宿場印を提供している。
 中山道はこれまで、東京都から群馬県までの18宿で展開していたが今月、県内3信金が25宿の御宿場印を作成。2信金の下で北国街道の23宿も完成した。デザインは各宿場の観光団体などが考えて信金が作成、寄贈。売り上げは各団体に入り、御宿場印を増刷するなど観光振興の事業に活用してもらう。
 諏訪信金は、下諏訪宿の御宿場印を千枚、御宿場印帳40冊を下諏訪観光協会に寄贈した。御宿場印の大きさは縦15センチ、横10センチ。同協会によると、背景には江戸時代後期の出版物「木曽路名所図絵」で同宿がにぎわっている様子が描かれた挿絵を採用。諏訪大社の許可を得て「梶(かじ)の葉」の文様をあしらい、当時の呼び名「下ノ諏訪宿」と記した。
 御宿場印は1枚300円、御宿場印帳は1冊2750円(いずれも税込み)。諏訪信金は「回遊性が高まり、地域が活性化することに期待したい。全国の連携が良い方向に向かってほしい」と期待。同協会は「下諏訪に来る切っかけをつくってもらえてありがたい。売り上げは、街道歩きに関連した新たな事業に取り組みたい」としている。(写真は、観光案内所で販売している「御宿場印」)