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岡谷美術考古館が要望に応じ出張も 新しい制作WS開始へ

2026年4月28日


 岡谷美術考古館は、要望に応じて日時や場所を決めて開く新たな形の制作ワークショップ(WS)を始める。会場が館に限られ、開催日時や定員などが決まっているWSの「当たり前」を見直す試みで、誰でも参加できる。主に酒井重明館長が講師を務め、5月1日(金)から、こいのぼりをモチーフにしたアクリルスタンド作りの体験がスタート。今後、メニューを充実させていく。
 館が本年度、公益財団法人「おかや文化振興事業団」による指定管理に移行したのを受け、酒井館長が「より多くの市民に有益な美術考古館」を目指そうと考案。▽いつでも▽どこでも▽誰でも—楽しめるWSを掲げ、頭文字を取って「IDDWS」と銘打った。
 対象は3〜10人ほどのグループとするが、学校の学年、学級単位や未就園児の集い、高齢者グループなど大人数も受け付ける。会場は館を活用するほか、公民館や学校など、どこにでも出向く。複数の候補日から調整して開催日を決める。
 アクリルスタンド作りは、参加費1人200円。和紙や千代紙のこいのぼりなどの材料を貼って仕上げる。所要時間は30分ほど。今後、季節に合わせてモチーフを変えていく。
 11日(月)からは、酒井館長が事前に紙粘土で作った海の生き物や、折ったり丸めたりした色工作用紙でプラスチック容器、紙の箱を彩る3種類のWS(各1人300円)を追加。定期的にWSで取り上げている縄文風ランタン作り(1人700円)も体験できるようになる。
 酒井館長は「外に出て行くことが、より館に訪れてもらうことにつながり、通りや市の活性化にもなる」と力を込める。
 アクリルスタンド作りは、来館すれば予約不要で体験できる。問い合わせは同館(電0266・22・5854)へ。
(写真は、WSで制作する作品と酒井館長)