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蚕学習続けられるように 北部中 生徒の提案で桑の苗木定植
2026年4月22日
岡谷北部中学校に20日午後、昨年度の総合学習で蚕を育て、収穫した繭を使ってシルク製品作りに取り組んだ生徒の提案で桑の苗木36本が植えられた。今後、後輩たちが蚕の飼育を通じた学習を続けられるよう、餌となる葉を校内で調達できる環境をつくる狙い。岡谷蚕糸博物館の髙林千幸館長らと共に、代表の3年生2人が「栄養価の高い葉に育って」などと願いながら作業した。
総合的な学習の時間「北斗の時間」で、蚕糸のテーマを選択した昨年度の1、3年生が行った「蚕糸王国復活プロジェクト」の一環。育てた30頭のうち繭になったのは5頭のみだったものの、同館で糸取りを体験し、岡谷絹工房の協力でシルクのしおりを手織りした。
植えたのは、校舎裏の縦約6メートル、横約10メートルの畑。苗木は40〜50センチほどで、髙林館長に相談して学校が調達したという。2人の生徒が、6列に約90センチ間隔で深さ3センチほどの穴を掘り、肥料と共に苗木を入れて丁寧に土をかぶせた。
生徒は「根の形など初めて知ることが多く、いい経験になった」と振り返り、もう1人の生徒は「蚕糸に取り組む後輩たちに蚕の飼育で活用してほしい」と願った。髙林館長は「桑の木を活用し、未来に蚕糸の文化を引き継いでほしい」と期待していた。
本年度も、北斗の時間で蚕糸のテーマを選択した生徒が蚕を育てる予定。昨年度は思った量の繭が確保できなかったため、飼育数を1000頭に増やす。植えた桑から蚕に与えられる葉を収穫できるようになるのは3年ほどかかり、本年度は同館や地域住民から提供を受けるという。
(写真は、髙林館長㊧と桑の木を植える生徒たち)
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