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「七月豪雨」から20年 住宅地守った古木 船魂神社災害の記憶桜がつなぐ

2026年4月7日


 岡谷市湊の花岡区にある船魂神社で、枝垂れ桜が見頃を迎えた。2006年「七月豪雨」で、土石流から下流の住宅地を守ったとされる古木。災害から20年を迎えることしも花を咲かせ、当時の記憶を伝えるとともに、訪れる人を魅了している。
 6日に訪れた区出身の女性(45)=諏訪市=も災害を経験した一人で、山から流れてきた土砂で変貌した地元を振り返って「自分の知らない場所みたいだった。この桜を見ると思い出す」。土石流の被害を受けつつも倒れずに残った木を、夫(47)と共に見上げ「ことしも見に来られて良かった。元気をもらえる」とも話した。
 木を管理する区第5町内会長(63)によると、樹勢が衰えてきており、枯れ枝の落下による事故を防ぐために今秋、高所の枝の伐採を検討している。「思い入れがある住民も多い。写真を撮りに訪れる人もいる。今後もできるだけ長く、きれいに咲いてほしい」と願っていた。
 (写真は、見頃を迎えた船魂神社の枝垂れ桜=6日)