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産後のママを支えたい 茅野真梨奈さん 下諏訪町内唯一の助産院開業
2026年4月6日
下諏訪町東山田の茅野真梨奈さんが、町内で唯一の助産院を開業した。3児の出産を経験して学んだ乳児の寝かしつけや、母親たちの育児を支える産後ケアを広めようと「助産院たいよう」を設立。助産師、母親としての知識や経験を生かした相談対応、マッサージなどを提供しつつ、母親たちの気持ちに寄り添うことで「一人でも元気に育児ができるママが増えてほしい」と願っている。
高校卒業後に看護師を目指して長野市内の専門学校、名古屋市内の助産師専門学校へ進学。実習で見た助産師に憧れ、諏訪市内の病院で15年間助産師を勤めた。数々の出産に立ち合った中でも、産後の母親たちに関わりサポートすることにやりがいを感じていた。
多くの乳児に関わりつつも、2016年の長女出産後は夜泣きや孤独に悩んだ。20年の二女出産後、赤ちゃんが一人で寝られる力を付ける「ねんねトレーニング」を知り、本で勉強して実践すると「置けば寝るようになった」。長女との時間や自身の時間も生まれ、母親たちに広めたい—と22年、米国IPHI認定資格「妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント」を取得。23年に生まれた長男は3カ月で効果が出たという。
母親が休憩したり、育児の相談をしたりできる産後ケアに関心を持ち、開業を考え始めたころ、母親たちの拠点づくりを模索していた中山友香さん=湯田町=と意気投合。共に子育て支援や交流の拠点「mimosa(ミモザ)」の立ち上げ準備をしつつ、中山さんが緑町で運営する宿泊施設「小さな古民家 庵(いおり)」を借りて1月に開業した。ミモザ開業後は、出張する形で運営する。
助産院では、ねんねや育児、気質の相談対応、母乳・授乳ケアなどを行い、母親たちが交流できるイベントも企画する。産後ケアのデイケア型として町の助成制度が適応できるが、「産後ケア自体の認知が進んでいない」と指摘。「産後ケアがあるから頑張れる—と思えるように、認知度を上げたい」とする。
養育できなくなるまで精神的に追い詰められた人が受ける制度と認識されている面があるというが、「元気なママもみんなぎりぎりの状態で頑張っている。元気なママのままでいられるのが大切」と茅野さん。「子育てをしている同じ立ち場として、気軽に相談できるママに近い存在でいたい。元気をチャージしてまた頑張ろう、育児が楽しい—と思える場所にしたい」と意欲を見せている。
平日の午前9時〜午後4時に予約を受け付ける。詳細の確認、問い合わせはホームページや写真共有アプリ「インスタグラム」へ。(写真は、助産院を開業した茅野さん)
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