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手製ロケット夢載せ発射 次世代の技術者育成へ教室

2026年3月30日


 信州大学と、諏訪圏域企業の技術者による「SUWA小型ロケットプロジェクト」などは29日、モデルロケット作りの教室を岡谷市民総合体育館で開いた。次世代の人材育成へ、これまでは小中学校に出向いて実施してきたが、初めて小学4〜6年生を対象に参加者を公募して開催。十数組が参加し、手製の機体が圧縮した空気で勢いよく飛ぶ様子に、達成感や宇宙工学の魅力を肌で感じた。
 プロジェクトは諏訪地域の技術力発信、ものづくり人材の育成へ諏訪6市町村が信大に委託して2015年度にスタート。23年度からは岡谷市の支援で行う。ロケット打ち上げ実験と共に教室も続けており、今回からより安全に広く楽しんでもらえるよう手法を見直し、従前は火薬で機体を飛ばしていたものを空気に改めた。
 家族と共に参加した子どもたちはまず、宇宙工学やロケットの飛行などについて話を聞いた後、プロジェクトマネジャーの中山昇信大特任教授や学生の支援でモデルロケット作りに挑戦。芯棒に紙を巻き付けてボディーにすると、更にそこへ紙を折って仕立てたフィン(最後尾に付ける羽状の部品)、ノーズコーン(先端の円すい状のカバー)などを取り付けて完成させた。
 いよいよ迎えた打ち上げでは、発射台にロケットをセット。カウントダウンし、「発射」の言葉と共にレバーを引くと、圧縮した空気の力で約40センチのモデルロケットが飛び立ち、歓声や笑顔が広がった。
 参加した小学校6年の児童は以前から宇宙やロケットに興味があったといい、「面白そう」と祖父と一緒に参加。「機体になる紙を丸めるところや、部品の取り付けなど難しかったけれど楽しかった。ロケットは10メートルくらい飛んでうれしかった。更に宇宙に興味が湧いた」と話していた。(写真は発射台にロケットを載せ、レバーを引いて飛ばす子どもたち)