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生徒が生んだ百鬼夜行出没 市美術館×上中連携展15日まで

2026年3月13日


 諏訪市美術館に数々の妖怪たちが出没している。恨みやねたみから生まれたり、大きな目で見た人を幼児退行させてしまったりする闇の世界の住人たち。生みの親は上諏訪中学校の2年生50人。15日(日)まで、百鬼夜行の世界は続く。
 2014年度を皮切りに続く、同館と上諏訪中学校の学校連携展で今回のテーマは「濃いと淡いと白と黒」。昨年10月に東原徹、上野誠らの3点を鑑賞。学んだにじみ、ぼかし、点描などの表現を使った水墨画で「なんか妖怪?」な世界に挑んだ。
 作品には、題名や妖怪の特徴、思いなどが記される。「見る女」は「大きい左目で見られた人は幼児退行する。女に気に入られた人は女の子どもになる」。「闇の顔」は恨みやねたみなどの闇の気持ちから生まれ、「口から悪口や嫌みを常に出す」。
 現代的な妖怪の代表とも言えるのが「USBオタク妖怪」。「USBが好きでUSBをストレージが足りない人に渡す。新品なのでウイルスとか怪しいデータは入っていない」と好感が持てる。同様に「明るくしてくれるヘビ」は「暗い道を明るくし、悪いことは何もしない優しいヘビ」。
 濱香館長は「生徒の作品からは、学んだことを生かして表現しようという創意工夫が伝わってくる。それぞれの妖怪をじっくり見てほしい」と来場を呼びかける。
 入館無料。午前9時〜午後5時。月曜日、祝日の翌日は休館。問い合わせは同館(電0266・52・1217)へ。
(写真は、さまざまな妖怪たちが壁面にうごめく学校連携展)