NEWS

太鼓の革で靴やかばん 御諏訪太鼓から提供受け制作 「COFFEE10」で作品展

2026年2月27日


 諏訪大社の太々神楽(だいだいかぐら)として岡谷市に伝わる「御諏訪太鼓」の廃棄革を再利用した作品が、本町のカフェ「COFFEE10」に展示されている。ハンドメード作品のECサイト「Creema(クリーマ)」を運営するクリーマ(本社・東京都)のアップサイクル事業の一環。太鼓製造で生じた端材や、役目を終えた革を使った服、かばん、靴など13点が並ぶ。3月7日(土)まで。
 太鼓製造の諏訪響太鼓店(神明町)が廃棄革の有効な使い道を探り、岡谷商工会議所に相談したのが切っかけ。商議所がクリーマに話を持ち込み、製品作りに活用されることになった。
 13点は、同サイトに登録する作家から募ったアイデアを、御諏訪太鼓伝承者で諏訪響太鼓店役員の山本麻琴さん(44)らが選考し、昨年9月に決定。県外の作家11人が廃棄革の提供を受けて制作し、12月にサイトで販売を始めた。既に売り切れた品もある。1月には、クリーマが東京で開いたイベントでお披露目された。
 展示は岡谷商議所が主催し、クリーマの協力を受けて、まちづくり会社「OPEN OKAYA(オープンオカヤ)」が企画運営。地元の人に作品を見てもらう機会は初めてという。山本さんは「革が皆さんの目や手に触れることがうれしい。太鼓が広まることにつながる」と喜ぶ。
 カフェ2階の会場には作品のほか、端材や古い革の実物、御諏訪太鼓や市民祭「岡谷太鼓まつり」の紹介パネルも展示。1日(日)午前11時からは会場でトークイベントも開き、山本さんらが事業の経緯、作家から聞き取った制作秘話を披露する。参加無料、予約不要。
 展示は鑑賞無料。作品は一部を除き、触れたり撮影したりできる。営業時間は午前10時〜午後4時。火、水曜定休。
 (写真は、御諏訪太鼓の廃棄革から生まれた作品を手に取る山本さん)