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冬季五輪銅メダルの野明花菜選手 ふるさと下諏訪町に凱旋

2026年2月27日


 ミラノ・コルティナ冬季五輪、スピードスケート女子団体追い抜き(チームパシュート)で銅メダルを獲得した、下諏訪町出身の野明花菜選手(21)=立教大、岡谷南高出=が地元に凱旋(がいせん)した。26日、町役場を訪ねて宮坂徹町長らに活躍を報告。報道陣の取材にも応じ、「メダルを持って帰れたことをうれしく思う。一緒に戦ってくださった先輩たちに感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔を見せた。4年後の五輪について、同種目への出場意欲を示しつつ、「現地で見て大歓声の中で個人種目を滑ったら楽しいんだろうな—と思った。次は自分一人でも滑りたい」と語った。
 野明花菜選手は、いずれも元五輪選手で父の弘幸さん(51)、母の三枝さん(54)と共に宮坂徹町長らを訪ねた。「おめでとうございます」と歓迎する宮坂町長から笑顔で花束を受け取り、応援や祝福に感謝した。
 いつ出場レースが決まったかを聞かれると、「準々決勝が終わった夜、どんな結果になっても2本目は出ると聞いた。その間の2日間は生きた心地がしなかった」と微笑。種目の魅力を問われると「一人で完結しないことが面白い。個人の成績がそのまま直結していなくて最後まで分からない種目」と目を輝かせた。
 現地でレースを見守った弘幸さんは「自分が滑る以上に緊張した。何回かひやひやしたこともあったが、力を出し切るように願っていた」と話した。三枝さんは「自分一人の責任で滑る個人種目とは訳が違う。私たちよりはるかに重い物を背負って滑るだろう—と思い、祈りながら見ていた」と振り返った。
 宮坂町長は「五輪に出られるだけですごいことなのにメダルがかかり、大変なプレッシャーだったと思う」とねぎらい、「町出身2人目の五輪出場者で、初めてのメダリスト。町としても何か(祝福行事を)やらせてもらいたい」と提案していた。
(写真は、五輪を振り返る=左から=弘幸さん、野明選手、三枝さん)