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地域のもち米で商品開発 上伊那農高生が「おこし」作り

2026年2月20日


 上伊那農業高校(南箕輪村)アグリデザイン科フードコースの2年生18人が19日、校内販売用に伊那市内で栽培されたもち米を使って、和菓子の「おこし」を作った。地域の農産物の魅力を知り、発信する学習の一環。手分けして風味が異なる3種類を用意し、生徒や職員に味わってもらった。
 もち米は、同市長谷で肥料や農薬を使わない自然栽培で米を生産する「Wakka Agri(ワッカ・アグリ)」が昨秋に収穫した「白毛餅」という品種。約1キロを使い、カレー、のり塩、ココア味を作った。
 調理は、ポン菓子を作る工程のように米に圧力をかけて一気に開放して膨張させた後、膨らんだ米を香ばしくいって、水あめや砂糖、カレー粉などを混ぜる手順。平皿に移して固め、小分けにして包装した。
 同日、生徒昇降口で販売し、同市長谷の魅力を知ってもらおうと観光やイベント、農業などについてまとめたポップも張り出した。生徒の呼びかけもあり、開始早々から盛況。用意した60袋はすぐに完売した。
 生徒たちは昨秋から学習をスタート。同社社員から事業概要を聞いたり、米を使った商品開発に向けて試作をしたりと学びを深めてきた。生徒の一人は「販売を通じて長谷のことを知ることができた。楽しかったので続けたい」と話した。
 生徒たちは新年度も同社が栽培した米で商品開発を続ける予定。同社は「農業は担い手不足。地域の子どもたちが地域の農産物に関心を寄せてくれるのはうれしい。就農につながる切っかけになれば」と期待した。(写真はおこしを作る生徒たち)