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酒かす使って甘酒を 商品開発進める辰野高生が試作
2026年2月14日
辰野高校普通科の地域探究コース2年生30人が13日、清酒「夜明け前」酒蔵の小野酒造店(小野)の酒かすを使って甘酒を試作した。同社で5月に開かれる「蔵開きイベント」に向け、販売する商品の開発を進めており、取り組みの一環で企画。作った後に素材が異なる2種類の甘酒と飲み比べ、苦手な人でも飲みやすくなるようアイデアを考えた。
甘酒を使った飲み物をキッチンカーで移動販売する「甘酒屋アンズ」を営む山岸杏奈さん(34)=伊那市=を講師に迎えて調理。同社の酒造りで出た酒かすを熟成させた「練りかす」、砂糖、水を鍋に入れて加熱しながら混ぜ、甘酒を作った。完成すると、米こうじを使った甘酒、アンズが販売する「甘酒豆乳」と飲み比べ、酒かすの甘酒については「味が濃く、ほかの甘酒の方が飲みやすい」との感想が聞かれた。
飲み比べた後は、飲みやすくするための工夫を考えて発表。生徒は「若い世代に刺さるよう、人気のあるタピオカミルクティーと混ぜては。さらさらした飲み物だから、口の中に甘酒の味が残らないと思う」と提案。牛乳やフルーツ、ジャム、蜂蜜などと組み合わせるアイデアも出ていた。
今後は、引き続き山岸さんの協力を得てアイデアを実現させる。山岸さんは普段酒かすの甘酒を使った商品は販売していないといい、「自分にとっても挑戦。新しい物が生まれると思う」とした。
酒かすを使った商品開発は、同社が昨年9月に生徒に依頼。酒かすは、栄養分が豊富で健康や美容への効果が期待できるが、同社は家畜の飼料や農地の肥料として消費することもあり、ほかにも活用したい—と協力を呼びかけた。試作を見守った同社の広報担当は「若い感性でアイデアを出してもらった。おいしそうな甘酒の商品ができそう」と期待した。
(写真は、甘酒を飲み比べる生徒たち)
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