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「飛龍2000」帰還 片面の革 張り替え
2026年1月22日
市民祭「岡谷太鼓まつり」の象徴ともいえる直径2000ミリの平胴太鼓「飛龍2000」が20日夕、片面の革の張り替えを終えて岡谷市に戻った。市役所庁舎前で修繕事業実行委員会の構成員や、岡谷太鼓の関係者らが出迎え、響きを確かめると一様に笑顔。祭りの先陣を切る6月の「世界和太鼓打ち比べコンテスト」まで庁舎1階ロビーに飾り、生まれ変わった姿で〝太鼓のまち〟の勇壮さを伝える。
飛龍は2000年のミレニアムを記念し、市民の寄付で製作。祭りでは間口60メートルの「メーンステージ」の中央、最上段に鎮座する一方、雨に降られたり、打ち手が渾身(こんしん)の力で打ったりを繰り返すうち革面の劣化が進んでいた。こうした状況の中、東日本鉄道文化財団(東京都)の助成事業に申請。まずは片面を張り替えることにして、市や商議所、祭り実行委、岡谷太鼓保存会で昨年5月に修繕事業実行委を発足させていた。
事業は諏訪響太鼓店(神明町)が請け負い、国内最大級ともいわれる飛龍に使えるほどの雌牛の皮を所有する石川県の業者が作業に当たった。8月下旬に同県へと旅立ち、この日、約5カ月ぶりにふるさとに帰ってきた。
飛龍を製作する際、中心を担った諏訪響太鼓店の古屋邦夫さんは早速、張り替えた面をたたくと「いい音だ。少し硬いがもっと打ち込めばなじみ、落ち着いてくると思う」、早出一真市長もばちを握り「張りもいいし、音も全然違う」と満面の笑みを浮かべた。
祭りの企画委員長でもある、修繕事業実行委の笠原新太郎委員長は「さまざまな方のおかげで、無事に片面の張り替えを終えられた」と感謝し、「もう片面についても資金調達の方法を検討し、大勢の協力を頂きながら岡谷太鼓のシンボルを守っていきたい」とした。新たな飛龍のデビュー戦となる打ち比べコンテストを主管する、祭り実行委打ち比べコンテスト部会の横山隼人部会長は「グレードアップした太鼓で、国内外からの選手を迎えられる。今後も切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と力を込めた。
(写真は、戻ってきた「飛龍2000」の状態を確認する関係者)
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