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「世の中」三分七厘の神託 諏訪大社下社春宮で筒粥神事
2026年1月16日
諏訪大社の筒粥(つつがゆ)神事が、14日夜から15日朝にかけて下社春宮で執り行われ、ことしの農作物の豊凶と世相を占った。「世の中」の神託は、五分満点で「三分七厘」。昨年、一昨年より一厘上がり、大社では「全体的にお粥の状態も良く、穏やかな1年になると思われる」と平穏であることを願った。44本を束ねた「御束」を、白米と小豆、水が入った釜で夜を徹して炊き上げ、茎に入った粥の量などで、農作物の出来や世相を占う。
14日夜には、村上益弘宮司ら神職が筒粥殿に入り、木の棒を両手でもむ「切り火」で火を起こしていろりに釜をかけ、大祓詞(おおはらいし)を繰り返し唱えた。15日早朝、町内大総代らが参列して神事が行われ、神職がヨシの茎を小刀で1本ずつ割り、粥の状態を見て農作物の作況と世相を告げた。
農作物は「上」が20(昨年13)「中」が14(同25)「下」が9(同5)で、上と下が増えて中が減った。ナスビ、タバコ、ヒエ、大豆が「上の上」だった。市場価格が高騰している稲類は「陸稲(おかぼ)」(水田ではなく畑で栽培される稲)を除いて上か中だった。
占いを担当した神職は、世の中の神託について「きれいな状態でお粥が入っていたので三分七厘とさせていただいた。午(うま)年は少し変動があると言われているが、この結果を見ると穏やかだと思う。氏子をはじめ、皆さんが健康で過ごせることを祈っている」と話した。
参列した諏訪大社大総代下諏訪地区の有賀守会長(71)は「(世界情勢を見ると)力こそ正義という傾向が見られるが、みんなが平和に過ごせる一年であれば」と願っていた。
(写真は、大祓詞を唱えながら粥を炊く神職)
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