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カモ類52羽減の1996羽 諏訪湖周辺で生息個体数調査
2026年1月15日
県諏訪地域振興局(諏訪市)は14日、本年度3回目のカモ類生息個体数調査を諏訪湖や周辺の12河川で行った。鳥獣保護監視員や県、諏訪市職員の計12人が4班に分かれて湖周と各河川、東西の岸を巡回し、種別に数を確認。カモ類は前年同期より52羽少ない1996羽、ワカサギの捕食が懸念されるカワウは1月の調査としては過去最多の232羽(前年同期比94羽増)が見られた。
「特定猟具使用禁止区域」(旧諏訪湖銃猟禁止区域)に指定される諏訪湖と周辺の流出、流入河川のカモ類の生息状況や季節的な変化の把握、農業と漁業被害の関係を調べるために1993年から続け33年目。毎年6、10、1月の3回実施する。1月は湖面の結氷状況も記録し、環境省の全国調査を兼ねる。
確認された14種(不明含む)のうち、6種が前年同期と比べ増加、5種は減少した。個体数別では最も多かったのはヒドリガモの514羽(前年同期比63羽増)で、ホシハジロ389羽(170羽減)、カルガモ311羽(89羽減)などと続く。近年は減少傾向にある魚食性鳥類のカワアイサは290羽(3羽増)だった。そのほかはカンムリカイツブリが同時期の調査としては過去2番目に多い397羽(321羽増)、昨年10月の調査で過去最多だったオオバンは1041羽(670羽減)、コハクチョウは上川と横河川で4羽(2羽増)が確認された。
県諏訪合同庁舎(諏訪市)で開かれた報告会で、調査員は「オオバンはヒシ枯れでだいぶ減ってきた印象」「ヒドリガモが横河川河口や砥川河口に多くいた」などと結果から読み取れる意見を出し合った。
報告会後の取材に、鳥獣保護監視員の宮澤富幸さん(59)=岡谷市、日本野鳥の会諏訪支部副支部長=は「カモ類は諏訪湖に広くいてもいいはずだが少なく、追い払いの影響が大きいのかもしれない。カワウの追い払いは必要だが、水平に移動し近場に降りてしまうため、より効果的な方法がないか考える必要がある」とした。一方で毎年春に船下の影などにブルーギルやコクチ、オオクチバスの幼魚がたくさんいる状況が散見されるとし、「一年中、小魚を食べると考えるとまずワカサギが狙われる」と指摘した。
(写真は、諏訪湖ヨットハーバーから湖面を観察する鳥獣保護監視員ら)
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