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南箕輪小6年が栽培のワサビ 村観光協会が商品化へ

2026年1月9日


 南箕輪村観光協会は、村内の児童が育てたワサビなどを使って「チューブ入りわさび」を商品化する。村大芝高原で伐採されたアカマツの食用炭を混ぜて黒色にするのが特徴で、ほかの商品と差別化を図りつつ、村内の魅力をアピールする。発売は2月下旬を見込んでいる。
 ワサビは、南箕輪小学校6年4組31人が学校近くの畑で栽培する。児童たちが「地元の特産物として何かできれば」と思っていたところ、同協会が声をかけて実現。商品化に向けて動き出した。
 製造は、ワサビの栽培や加工、販売を手がける安曇野市の「マル井」に依頼する。児童が育てたワサビのほか、村産のワサビ、同社のワサビも使う。油を吸着させる食用炭の特徴から、同協会の担当者は「肉料理をさっぱりと味わうことができる」と勧める。
 児童たちはパッケージのラベルデザイン作りにも携わる。このほど、同協会の担当者らを迎え、図案を考えた。インターネットを使って既存商品のパッケージを見たり、グループで相談したり。商品名についても意見交換した。
 図案作りは、1人1作品仕上げる。デザイナーなどに見てもらい、2作品を採用する。児童の1人は「売れるようにインパクトがあるデザインを意識した。商品になったらうれしい」と話した。
 チューブ入りわさびは1本100グラムで、計2000本作る予定。販売場所など詳細は未定で、今後詰めていく。担当者は「児童の活動を通じて村の資源や特産品が広まってくれたらうれしい。地元のPRにつなげていきたい」とする。
 同高原は松くい虫による松枯れ被害が急増している。同協会は枯れる前にアカマツを有効活用しようと、食用炭で真っ黒にした料理「ブラメシ」を提供する地元店舗の販売促進などに取り組む。ワサビの商品化も、その一環で企画した。
(写真は、アカマツの食用炭入りワサビのパッケージデザインを考える児童たち)