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寒風でさくさく食感に 辰野町沢底「凍り餅」作り始まる

2025年12月29日


 辰野町沢底で、冬の寒さを利用した伝統の保存食「凍り餅」作りが始まった。地元住民有志でつくる「さわそこ里山資源を活用する会」が地域の伝統を残そうと20年余り続ける。寒さが厳しくなるほど出来の良い凍り餅になるといい、会員たちは今後の冷え込みを待ちながら作業に当たっている。
 凍り餅は、四角に切り分けた餅を水に3日間浸した後、屋外で寒風にさらして乾燥させる。朝晩の冷え込みと日中の日差しで凍って解けてを繰り返すと、さくさくとした食感に仕上がる。そのまま食べられ、焼いたり、揚げたりしてもおいしく味わえるという。
 作業初日の26日は、会員8人が入村ふれあいセンターに集まった。蒸したもち米をついてのし棒で延ばし、縦7㌢、横4㌢ほどの大きさに切った。1個ずつ障子紙で包み、12個をわらで結び付けて1連とした。会員たちは手分けして取り組み、慣れた手つきで次々と完成させていった。
 作業は1月中旬まで行い、約150連を作る予定。わらで編んだ餅は同センターの軒下につるし、1カ月ほど乾燥させる。同会事務局は「これから冷え込んでくれれば、良い凍り餅が作れると思う」と話している。
 完成した凍り餅は来年2月21日(土)の「沢底福寿草まつり」で販売する。
(写真は、切り分けた餅をわらで結び付ける会員)