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地元企業の魅力一冊に 「TSUNAGU」26年中南信版完成

2025年12月27日


 学生向けの企業紹介冊子「TSUNAGU(つなぐ)」の2026年中南信版が出来上がった。進路選択に役立ててもらう狙いで、本紙・市民新聞グループの「つなぐ」が、中央印刷・中央企画(岡谷市)、松本市民タイムス(松本市)などの協力を得て発行。25日夕には、表紙デザインを手がけた下諏訪向陽高校2年の松澤沙依さん(16)に贈呈した。
 冊子には製造やサービス、建設・不動産、卸・小売・飲食業など、昨年を上回る計201社を、安曇野・大北、松本、塩尻・木曽、諏訪、上伊那、下伊那の地域別で掲載。各社とも若い世代を中心とした社員が登場し、仕事のやりがいや目標、職場の雰囲気などを語り、それぞれ自分の会社を紹介した。
 A4判、フルカラーの409ページ。約1万2000部印刷し、中南信地区の全高校と要望のあった中学、専門学校、短大、大学などに無償配布している。
 向陽高には本紙、つなぐの薩摩建社長が訪れ、松澤さんに手渡した。表紙デザインは、ことしのテーマ「地元できらきら、未来にわくわく」に沿い、明るい色調で仕上げたデジタルアート。薩摩社長は「誰もが手に取って開いてみたいと思うような素晴らしい表紙になった。見る人が地域の元気な企業を知り、自分に合った働き方を探すのに役立てば」と期待し、松澤さんは「実際に表紙になると迫力がある。就職を考える高校生や将来職に就く大学生が読んでほしい」と話した。
(薩摩社長㊧から出来上がった冊子を受け取る向陽高の松澤さん)