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サンタ姿で下諏訪をきれいに

2025年12月21日


 地域や子どもたちに美しいまちをプレゼントしよう—という「クリスマスごみひろい」が20日、下諏訪町内であった。星が丘在住でオンラインでの教育相談などに携わる牧野直樹さん(45)が代表の「信州クリスマスごみひろいをする会」が主催する恒例の活動。町内外の3歳から78歳までの約40人がサンタの姿で参加した。
 JR下諏訪駅に集合した参加者たちは3方向に分かれ、ごみ拾いをスタート。袋やトングを手に、落ちている空き缶やたばこの吸い殻、紙ごみなどを拾った。小雨の降る中、傘を差すなどして駅周辺を歩き、約1時間の作業で約25キロのごみを集めた。
 祖母、弟と参加した中学生(14)は「毎年参加しているけれど、サンタの姿でやるので、普通の清掃活動よりも楽しくできる」とうれしそう。大阪府から家族4人で訪れた40歳代の女性は「知人の誘いで初参加した。楽しくごみ拾いをしたい」と笑顔を見せた。
 同会によると、クリスマスごみひろいは兵庫県の元小学校教諭の呼びかけで、2014年に行われたのが最初。全国各地に広がった。県内では15年に始まり、ことしも下諏訪を含む7会場で年末にかけて行われる。牧野さんは「雨だとか、寒いとか、ちょっと恥ずかしいとか、いろいろな思いを越えて多くの人が参加してくれた。来年もまたみんなと、この場で会えたらうれしい」と話していた。(写真はサンタクロースの衣装でごみを拾う参加者たち)