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上諏訪温泉が全国24位 「にっぽんの温泉100選」県内でも1位に
2025年12月19日
第39回「にっぽんの温泉100選」(観光経済新聞社主催)に、上諏訪温泉が前年43位から大きく躍進して24位にランクインした。県内でも昼神温泉や白骨温泉などを押さえてトップに立った。諏訪市内の旅館・ホテルで組織する諏訪温泉旅館組合の伊東克幸理事長(63)は「正直びっくりしている。行政や観光関係の皆さんの後押しのおかげ」と感謝した。
組合は2022年度から観光庁の「地域一体になった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化」事業を活用して施設内の段差解消や和室の洋室への転換、露天風呂付き客室整備などでユニバーサルサービスを前面に打ち出し、「誰にも優しい上諏訪温泉」づくりを促進する。本年度も電動ベッドや車椅子購入に補助のある、国のユニバーサル促進補助事業に名乗りを挙げる準備を進めたり、従業員向けのユニバーサルマナー検定取得サポートをしたり、シルバースター登録制度の講習をしたりするなど、ソフト面での対応の充実を目指している。
同組合はここ数年、同企画の30位以内、県内1位を目標に掲げてきた。伊東理事長は「組合加盟施設が一丸になって目標に取り組んだ成果が表れた。これをステップにして、更に質の高いサービスを提供していきたい」と話す。
県や市、民間業者が諏訪湖周辺の整備を進め、散策やジョギング、サイクリング、湖上のカヤック体験などの環境が整い、観光関係者たちは花火を売りにした誘客にも力を入れる。諏訪湖スマートインターチェンジの開通で上諏訪温泉がより身近な存在になったことも要因とみている。
同企画は7月から10月まで、旅行会社や店舗を持たない旅行代理店、鉄道会社、航空会社などに協力を求め、はがきやオンラインで投票してもらい、集計した。計2千件近くが寄せられた。
トップは23年連続で草津(群馬県)、2位は下呂(岐阜県)、3位は道後(愛媛県)で2、3位の順位が入れ替わった。県内では昼神26位、白骨40位、湯田中渋温泉郷42位、別所54位などだった。
(写真は、24位になった上諏訪温泉の中心街)
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