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箕輪南宮神社来月初祭り 山車飾り準備着々
2025年12月13日
箕輪町木下区の住民有志でつくる「木下山車飾保存会」が、1月10(土)11(日)両日の箕輪南宮神社初祭りで奉納する山車飾り(町無形文化財)の制作に励んでいる。境内に、歴史上の名場面や来年の干支(えと)など4舞台を設ける。
山車飾りの奉納は明治時代の中頃、各商店などが店頭に人形や飾り物を置いて祭りを盛り上げたのが始まりとされ、1979年に保存会が発足、会員約40人が伝統文化の継承に努めている。ことしも11月上旬から準備を始め、担当ごとにテーマを決めて、平日に毎日神社に集まり作業を進めている。
東舞台は「大阪冬の陣」を題材に、真田丸に攻め入った徳川方の井伊直孝軍と、迎え撃つ真田幸村軍の合戦を描く。
北舞台は「竹取物語」で、おじいさんが光る竹の中に女の子の赤ちゃん(かぐや姫)を見つけた場面と、おばあさんが赤ちゃんを大事に育てる場面の二つを設ける。
南舞台には、10月に行われたサッカーの日本対ブラジル戦で南野拓実選手がゴールを決めた瞬間を再現し、ボールを蹴る足などが動く仕掛けにする予定。14度目の対戦で強豪から初白星を挙げた感動を伝え、来年のワールドカップへムードを盛り上げる。
池の上には、来年の干支にちなみ、岩手県で行われている伝統行事で、郷土玩具にもなっている「チャグチャグ馬コ」をモデルに、華やかな装束をまとった馬2頭の可動式舞台を設置する。この舞台は、二年参りでも公開する。
岡明男会長(72)は「新しく入った会員も一生懸命取り組んでくれ、昨年より少しでも良くなるように頑張っている。人形の数も増えてにぎやかになるので、多くの人に見に来てほしい」と話す。
初祭りでは、山車飾りに関するクイズも出題し、正解者の中から抽選で景品を贈る。
(写真は、山車飾りの制作に励む会員ら)
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