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映画「盤上の向日葵」の特別展 諏訪市の竹屋で開催
2025年12月12日
諏訪地域でも撮影された映画「盤上の向日葵(ひまわり)」の特別展が21日(日)まで、ロケ地の一つ・竹屋(タケヤ味噌、諏訪市)のタケヤ味噌会館で開かれている。美術スタッフが作品の時代(昭和—平成)に合わせて作った看板や新聞、たすきなどの小道具20点、撮影風景を収めたパネル38枚が見る人を作品の世界へといざなう。
同作品は、「孤狼の血」などで知られる作家・柚月裕子さんの同名小説を映画化。昭和から平成へと続く激動の時代を背景に、過酷な人生を生きる天才棋士の光と闇を描く。諏訪地域は、俳優の坂口健太郎さん演じる天才棋士「上條桂介」が生まれ育った地として描かれる。
美術スタッフから小道具の提供を受け、深く世界観を楽しんでほしいと諏訪圏フィルムコミッション(FC)が竹屋の協力で企画。聖地巡礼の拠点にしてもらう狙いもある。
会場には、竹屋の工場敷地内での撮影に使った社名看板をはじめ、下諏訪町高木の坂道で小学生の桂介が新聞配達でかけていたたすき、片倉館(諏訪市)の脱衣場の場面でかかっていた看板「入浴心得」などが多種多様に並び、作中の各シーンを想起させる。諏訪圏FCが記録した撮影風景のパネル、熊澤尚人監督、俳優の佐々木蔵之介さん、高杉真宙さん、小日向文世さんらのサインもある。
諏訪圏FCの宮坂洋介さんは「ロケ地の聖地巡礼につながってくれたら。小道具の展示は珍しいので、間近で見て作品を深く楽しんでほしい」と呼びかける。
開館は午前9時半〜午後4時半。問い合わせは諏訪地方観光連盟(電0266・52・4141)へ。
(写真は、盤上の向日葵で諏訪地域の撮影時に使用された小道具などが並ぶ会場)
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