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「小坂いも」ブランド化へ 区内有志が週末に焼き芋販売
2025年11月30日
小坂区の有志13人の会「小坂のいもおじさん」が、サツマ芋を地域の新たな特産品にしようと取り組みを始めた。中央道諏訪湖スマートインターチェンジ(IC)開通による交流人口増を、地元活性化につなげる狙い。「小坂いも」ブランド化の第一歩として11月から、湊湖畔公園で焼き芋を販売している。
活動を主導する星野敏広さん(62)は「ICで全国へ開く玄関口となる小坂に特産品を」と考え、栽培が比較的簡単で、幅広い層に親しまれるサツマ芋に着目。5月に区内の休耕地約30平方メートルを借り、会員と「紅はるか」「シルクスイート」を植え付けた。それぞれが自宅の畑でも栽培し、合わせて300キロ超を収穫した。
焼き芋として提供するため、区民の協力を得て軽トラを改造した石焼き芋カーを用意。営業許可を取得して11月22、23両日に初めて同公園で販売し、計100本以上が売れたという。29日も多く人が訪れ、サイクリング中に立ち寄ったという20歳代女性は「すごく引きがあると思う」、友人は「どうしても食べたくて戻ってきた」と笑顔を見せた。
来年は、栽培面積を60平方メートルに拡大する方針。星野さんは「初年としては上々。焼き芋以外の展開も探りながら、小坂の魅力を発信したい」と話した。
販売は12月14日(日)まで毎週土、日曜の午後3時ころからで、なくなり次第終了する。
(写真は、小坂産のサツマ芋で作った焼き芋を購入する観光客=11月29日、湊湖畔公園で)
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