NEWS

信大農学部シクラメン販売 きょうから構内で14品種1300鉢

2025年11月26日


 信州大学農学部(南箕輪村)できょう26日から、同部の学生が実習で育てたシクラメンが販売される。学びの成果を地域住民に伝える恒例の取り組みで、14品種約1300鉢を用意する。「販売に向けて咲きそろえることができた」といい、赤やピンクなどの花で彩られた鉢を楽しんでもらう。
 栽培に携わったのは、植物資源科学コースの2年生45人。シクラメンは苗から育て、学生は花や球根に光が当たるように葉の位置を整える「葉組み」を中心に、枯れた葉や花を取り除く作業を続けてきた。
 販売するのは花弁にフリルが付く「カムリ」や「ビクトリア」といった定番品種から、花弁にフリンジが付く「ビアンカタイプ」、花弁が大きい「ベートーベン」など多彩。好みの鉢を選び、買ってもらう。
 25日は、栽培に携わった学生数人がハウスを訪ねて鉢の様子を確認した。学生の一人は「葉組みをしたので、葉の数も増えた。頑張って育ててきた。花を長く楽しんでほしい」と呼びかけていた。
 シクラメンを管理する適温は10度前後。指導した同部技術職員は「温度や水やりなど適正に育てると2、3週間は花を楽しむことができる。上手に育てれば、来年も花を咲かすことができる」とした。
 26、27(木)両日と12月2日(火)〜4日(木)は、構内の生産品直売所前の特設テントで販売。以降は平日に限って直売所で提供する。1500円(税込み)。午前9時〜午後4時半。(写真はシクラメンの様子を確認する学生)